久野研究室紹介 当研究室での研究内容の紹介です。

久野研究室では,計算機に人間の視覚に相当する機能を持たせるための技術(コンピュータビジョンと呼ぶ)を 研究している.人間の視覚器,すなわち目にあたるものはカメラ,脳にあたるものは計算機である.

人間は色・形の識別はもとより,動きの検出,網膜に写る2次元像からの3次元世界の知覚など高度な機能を有する. 当研究室ではこれらの機能を計算機上で実現するための基礎技術について研究する.カメラで撮影した画像からのノイズ 除去,稜線抽出といった「画像処理」にとどまらず,画像内の物体の形状・動作の把握,それが何なのか,といった 「画像認識」も含め,幅広い分野に対応可能な技術の創生を目指している.

また,提案技術を用いて人間の役に立つシステムを実現する応用研究も行う.応用分野としては,人間の行動を観察 することにより人間の意図を認識して,誰もが容易に使える機械を実現するヒューマンインタフェース,視覚により 得られた情報から自律的に行動する知能ロボット,人間の動きや3次元像をとらえ,任意視点からの映像を再構成するCG との融合システムなどが考えられる.

具体的には,以下のテーマをプロジェクトと連携をとりつつ進めている.

最近の研究テーマ
   
   
   
   
 
大原美術館でのガイドロボット実験
 
これまでの研究テーマ
人とロボットのアクティブコンタクト(pdf)
視覚によるサービスロボットのための簡略化発話の理解(pdf)
舞踊簡易稽古システムの開発(pdf)
周辺環境を認識する知的車椅子システム(pdf)
行動認識を用いた記憶支援システム(pdf)
多量情報の効率的取得のための高速閲覧システム(pdf)
 
関連プロジェクト
日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト研究
日本の文化政策とミュージアムの未来(pdf)